自問自答ファッション講座を受けることになっている
30歳おひとり様を極めるため、ずっと気になっていたこちらの講座に申し込んだ。
簡潔に言えば「スタイリストあきやさんが有償でコーディネートしてくださる」ということだが実際のところは少し違うようで、
”自問自答ガールズ”と言われる体験された方々の感想を見るに、「ファッションを通じて自分を表現する」ために、まずは自分を見つめ直すところから始める、そのカウンセリングの技術が、あきやさんはハンパないらしい。
私の洋服事情について振り返ると、
親元を離れる前までは松屋や高島屋で仕立ての良い服を買ってもらっていた。(今も1/3ぐらいはその時代のものだ)
ただ、母はかなりじっくり試着を繰り返すタイプで、私は疲れた思い出ばかりが積み重なり、”じっくり試着する”堪え性がなくなってしまった。
あとは前のエントリで書いた様に自分の体型にコンプレックスがあってすらっとしたワンピースは似合わないし、
そもそも自分の好きなものの系統が定まらないせいで、
高い買い物はより躊躇するようになった。
なのに時折ユニクロであれもこれもとカートに入れて、
「あれっこれちょっと良いスカート買えたんじゃないの・・・」みたいなレシートになっていたりする。
そしてその爆買いしたあれやこれは、試着していないせいで自分のコンプレックスを強調するようなラインだったりして、長いこと着られないのだ。
この「安物買いの銭失い」状態が、自分の精神衛生上にも、また長期的な目線で見た財布事情的にも、よくないことは重々承知している。
そんなところにあきやさんの講座の存在を知った。
30代と言えば、女子高生の頃は「プラダを着た悪魔」のごとくキャリアを積んでバリバリに働いているイメージだった。(アン・ハサウェイがベルトをバカにした入社当初ではなく変身したあと)
30歳おひとり様の今年、
もっと一着一着に愛着がわくような服が欲しい、適当に買った服で適当に生きている自分から脱却したい。
その願望はあきやさんのエントリを読んでいると、すなわち「ファッションで自分を表現したい」ということなんだと気づかされた。
とは言え、人それぞれ自分がなりたい姿は違うし、
それを自分自身が正しく認識できているとも限らないというのは、あきやさんの講座を受けた方々の体験レポートを読むとよく分かる。
それが、冒頭に触れたあきやさんの精度の高いワークシートと当日のあきやさんのカウンセリングスキルで、自分がファッションに能動的になり、
やがて自分が思ってもみなかったようなブランドが具体的な買い物として視野に入ってくる、ようなのだ。
この「能動的になる」のがすごいところで、何らかのレクチャーを受けた帰り道は意気揚々と調べ物をしていても、一週間後には忘れていることはよくある。
そのモチベーションを持続させ、自分のオリジナリティを見つけ出し、購入というひとつのゴールまで至らせるそのプロセス(というか、チャート)が、彼女らの高い満足度の一番の理由なんだと推察する。
この講座、私がブログを読んでいるうちにすっかり人気企画になり(至極当然)
私が”自問自答ガールズ”の皆様の熱いセッションに勝手にびびってしばらくROMに徹し(女子校あるある)、ようやく重い腰を上げたころには抽選となっておられた。
そして今回、私はラッキーなことに、あきやさんにお目にかかるチャンスを得たのである。
お会いするのは9月。先日、あきやさんから資料を頂いた。
(続く)